■ 投資の際のチェックポイント
不動産投資信託(REIT)基礎知識 :投資の際のチェックポイント > PERとPBRを使って分析
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PERとPBRを使って分析

 PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)は株式を分析するときに使う指標ですが、REITでも同じように使うことができます。これらの指標を使うことにより株価が割安か、割高かを判断することができます。

PER(株価収益率)

 まず、PER(株価収益率)とは何なのでしょうか?

 PERとは“株価 ÷ 1株あたりの利益”のことです。PERは利益に対して株価が高いか?安いか?を示しています。

 例えば、1株あたり3万円の利益をあげているA社、1株あたり3.5万円の利益をあげているB社、1株あたり4万円の利益をあげているC社があったとします。 3社の株価はどこも100万円だったとするとC社の株を買うのが普通でしょう。この場合のPERは、A社=33.3倍、B社=28.5倍、C社=25倍となります。PERは低ければ低いほど良いということになります

 ちなみに100をPERで割ることで利益を全て配当した場合の配当利回りを計算することができます。また、「時価総額 ÷ 利益」でもPERを求めることができます。


REIT

株価

利益

PER

利回り

A社

100万円

3万円

33.3倍

3.0%

B社

100万円

3.5万円

28.5倍

3.5%

C社

100万円

4万円

25.0倍

4.0%

PBR(株価純資産倍率)

 次にPBR(株価純資産倍率)とは何か説明します。 PBR とは“株価 ÷ 1株あたりの純資産額”のことを指します。PBRは純資産に対して株価が高いか?安いかを示しています。

 例えば1株あたり120万円の純資産を持っているA社、1株あたり100万円の純資産を持っているB社、1株あたり80万円の純資産を持っているC社があったとします。 3社の株価がどこも100万円だとすると、どの会社の株を買うでしょうか?この場合はA社だと思います。この場合のPBRは、A社=0.83倍、B社=1.00倍、C社=1.25倍となります。PBRも低ければ低いほど良いものなのです

 また、PBRは「時価総額 ÷ 純資産額」でも求めることができます。


REIT

株価

純資産

PBR

A社

100万円

120万円

0.83倍

B社

100万円

100万円

1.00倍

C社

100万円

80万円

1.25倍

※ただし、何か問題をかかえているため「低PER」または「低PBR」であるという可能性も考えられるので、慎重に分析するようにして下さい。

PBRが1倍以上のREIT

 PBRが1倍以上ということは純資産額よりも高くREITを購入するということになります。極端に考えればPBR1.25倍のREITを買うという行為は「125万円で100万円の不動産を買う」のと同じことです。ではなぜPBR1倍以上のREITが売れているのでしょうか?

 それは付加価値があるからです。純資産額と株価との差額が、「プロが運営」「自分の手間がかからない」などの価値に払われているということです。とはいっても、PBRが1倍を大きく上回っている場合には気をつけた方がよいでしょう。反対にPBRが1倍を切っていることがあれば、まさに買いといえるでしょう。

ROE・ROAについて

 ROE・ROAとは何なのでしょうか?

ROE = 利益 ÷ 純資産(%)
ROA = 利益 ÷ 総資産(%)
のことです。

 ROE(株主資本利益率)は、株主から預かったお金に対して、どれだけの利益をあげることができたか?をあらわします。例えば100万円の資本で5万円の利益をあげれば、ROE 5%ということになります。この数値が高ければ高いほど、株主から預かった資本を効率的に運用しているということになります。

 ROA(総資産利益率)は、株主から預かったお金+借入金に対して、どれだけの利益をあげることができたか?をあらわします。例えば100万円の資本+借入金50万円(合計150万円)で5万円の利益をあげれば、ROE 5%、ROA 3.5%ということになります。

※ROEは借入金を増やせば増やすほど高めることができるので要注意です。

 これらの情報や数値を参考にしながら慎重に不動産投資信託を選ぶようにしましょう。

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